1970-1980年に生まれて
「氷河期世代」という用語は、一般的に1970年頃から1980年頃までに生まれた世代を指します。この世代は、第二次世界大戦後のベビーブーム世代に続く世代であり、彼らの両親や祖父母世代が経験した社会変化や技術革新を身近に経験してきました。私の幼少期の経験では、1981年ごろ父が東京秋葉原で購入してきたパーソナル・コンピューターが自宅に突如現れました。1983年にはファミコンが登場します。
氷河期世代は、経済成長が鈍化して多くの企業が採用停止やリストラを行った時期に就職活動をすることとなりました。当然ながら就職難や安定した雇用を得るのが難しい状況にあります。また、大学進学率が上がっていましたが、先述の通り大学卒業後もアルバイトや派遣社員などの非正規雇用で働くことが多い傾向があります。大晦日には東京各地に不安定な非正規社員向けが”無事”年越しをするための「派遣村」が開設されたりもしました。
この世代は、社会の変化に合わせて自己実現やワークライフバランスの重視が進んでおり、また、デジタル技術の進化によって情報を容易に取得できるようになったため、オンライン上でのコミュニケーションや情報共有にも熟達しているといわれています。
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